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練れば練るほど色うつろふモグラ記

2007/10/16

[マンガ]漫画アクション買った

今日から定期購読します。ほしのあき等身大ポスター付き!買いづらい!

とかいいつつほしのあきは「30歳だけどグラドル」という路線を押し出す事で新しいジャンルの「女性の魅力」を開拓している人、という風に捉えてるのでわりと好き。(樽ドルの類家明日香とかもそう。但し、類家明日香方面については柳原可奈子がさらに強力に開拓中だと思う。さらにいえば、どんな類型にあてはめる事もできない、究極にオリジナルな「女性の魅力」「かわいらしさ」を表現し続けているのがエーツーである。)

とはいえ別に等身大ポスターはいらない。貼らないし。シールの方がまだ貼るかも。個人的には、マンガ雑誌のグラビアもいらないと思ってる。のだけど、グラドル達のおっぱいがマンガ雑誌の部数を下支えしており、結果的にマンガ文化を支えているんだろうなあ…と思うと「おっぱいがんばれ!」と思わずにはいられないわけです。おっぱいもっとがんばれ。超がんばれ。

 

漫画アクションの掲載作品を全部チェックしたメモ。☆印は気に入ったものと続けて読みたいもの。あえて凄く甘めに付けてます。

「アキバシュート」格闘マンガ。セリフ回しが「斬」みたいになっちゃってる。ギャグかと思ったけどそうでもないらしいし、「斬」みたいに楽しめる感じでもないです。

「新・幸せの時間」☆一見、島耕作みたいなどうしようもないサラリーマンマンガかと思ったけど、全然違う、ドロドロしたドラマになりそうだ。盛り上がりそうだなあ。

「殺し屋さん」え…こういうマンガだったんだ。本屋で表紙見た限りでは、もっとセクシーな女の子がガンガンでてくるマンガかと思ってたんだけど。この回を読む限りでは駕籠真太郎をホメオパシーくらい薄めた感じのギャグだった。

「ラーメン大百科」☆ラーメン紹介マンガ。そういうギャグである。というレベルを超えて主人公の行動に前後の見境が無さ過ぎる。間違いなく白痴。「何がなくてもおい達にはラーメンがある そうやろ兄貴…?」じゃねえよ!パチスロマンガ雑誌に出てきそうなヘタな絵も結構好き。ラーメンの紹介以外の全ての部分が適当に作られてるんだけど、その適当さ故に結構面白いギャグになっているという作品。きっちりギャグをやろうとしている他の連載作品より(ギャグが)面白い。

「忍者パパ」☆現代劇の忍者もの?…山本康人ってまだこんな面白いマンガ描けたんだ…結婚星,SEKIDO,超人ウタダ(他にも忘れてるのがあったな)と、「絵は相変わらず面白いけど話がつまんない」感がつづいてたんだけど。この一話だけでメチャクチャ面白い。一番最初と一番最後のページの大きいコマは詩情とギャグとケレン味が奇跡的なバランスで同居したすごい絵だと思う。

「駅弁ひとり旅」列車ウンチク+駅弁紹介マンガ。

「うちの妻ってどうでしょう?」☆福満しげゆき(マイ・フェイバリット漫画家の一人!)の連載。完全に妻じゃなくて「僕」がメインになってる!コマのサイズが4コママンガのフォーマットなんだけど、いつものコマ割りの方が絵が魅力的に見えると思うなあ…でもこの方がコマ数が少なくて描くのは楽なのかな…

「闇鍵師」☆時代物の劇画。きれいな絵だ。多分続けて読んだらちゃんと面白いと思う。

「麻酔医ハナ」なんか医療モノって重くなりがちだけど、社会派にも重めの人間ドラマにもならずに、この「ちょっと可愛い絵+薄いウンチク+登場人物はいい人ばかり」の軽いノリを維持して欲しいと思う。

「きらきらひかる」めちゃくちゃ個性的な絵ですけど、話と全然合ってない様な…。もうすぐ連載が終わりそうな雰囲気で、今から読んでも話にノレなそうだなあ。

「おりんちゃん」バックグラウンドの分かりづらい4コマ。この人「くじごじ」とか描いてた人だよね?すごく可愛い絵で結構好きだったのに、なんか気持ち悪い絵に変わっちゃってて大ショックだった。手の病気とかして昔の線がひけなくなっちゃったのかも知れない。ギャグの雰囲気は変わってないみたい。

「夜、海へ還るバス」☆「大阪ハムレット」の太田裕美。可愛い絵だけど緊張感あるなあ。読み続けてみる。

「罪と罰」ドストエフスキーの翻案、らしい。今週が最大の盛り上がり、だったのかも。主人公トラックスーツ、と思ったけどジャージでした。

「ぎんなん」母子家庭ほのぼのマンガ。見た事ある絵だと思ったけど「ぱじ」の人だ。「ぱじ」はちっともヤンジャンにそぐわない所が逆に過激だよね。って思ってた。このマンガはお母ちゃんが微妙にセクシーな分だけヤンジャン向きですよ。

「鈴木先生」単行本発売まで、読まずに保存します。

「気合いだよ!商業ガールズ」レディースツッパリギャグ。絵がちゃんと昔のツッパリマンガっぽく見えなくもない。「GAG読み切り」らしいが、どの辺がGAGなのかよく分からなかったです。

「中性風呂へようこそ!」☆セクシャリティ学習マンガ。最終回だった。この間立ち読みした同じ作者の「性別がない!」よりも面白かったけど、この連載って「ずっと銭湯(のような場所)の中でくっちゃべってる」マンガだったのかなあ。それ凄い変なマンガだよ!俺は好きだそういうの。

「BARレモンハート」お酒のうんちくマンガ。4段に切った古いコマ割りにフクちゃんみたいな絵、と思ってたらいきなり1ページぶち抜きの大ゴマが出てきたので笑ってしまった。

「昭和の中坊」あーこれ苦手な絵だな〜。内容は…学園ドラマにもギャグにもなれずに中途半端な感じ。

「この世界の片隅に」☆こうの史代の、戦時中の一人の女性を描くドラマ。またしてもキツい展開になりそうな…この人の作品は魅力的だが怖いんだよねー。

2007/10/15

[マンガ]鈴木先生

武富健治の漫画「鈴木先生」が大変話題になってたので、ついに読んだ。めちゃくちゃ面白いよ!聴きしに勝るって感じで。「テレプシコーラ」バリの緊迫感があるドラマ展開。骨太な内容でありながらも連載初期の「脳噛ネウロ」の様な作品自体が化けて行きそうな妙なテンションがずっと持続している。今出てる3冊を買って帰りによった喫茶店で、ちょこっとのつもりが3冊全部読んじゃった。(しかもニヤニヤしたりウワッだのヒャーだの悲鳴を上げたりしながらだ)今日は「鈴木先生」について2点書きたい事があります。

1つめ。主人公の「鈴木先生」についての設定の一つに『手のかからない「いい子」ばかりではつまらないクラスになる…という現場の常識に対抗し、大人しくて不良になれない子供たちの魅力を引き出す事で面白いクラスを作り出したいという野望を持っている』というものがあるのですが、「鈴木先生」も、作者の武富健治も、そしてこの作品に熱狂している読者も元々そういうタイプの子供だった人たちですよね。

作品の中では、鈴木先生の教え子達は確かにおとなしいいい子たちなんですが、ちっとも手がかからない事なんかなくて、滅茶苦茶鈴木先生を苦悩させている(鈴木先生も全力で苦悩してくれる)。自分と同じ様な「いい子」がドラマの主役となるような「学校・教師モノ」にこれまでに出会う事がなかった元・いい子の読者たちにとっては、この作品は「自分のために書かれた」作品のように感じられるのだろうなあと思いました。

2つめ。この「鈴木先生」、雑誌連載のライブ感・テンションも凄い事になっているに違いないと思い、是非それを味わいたい。とはいえ途中が抜けた状態で連載誌を読み始めるのもいやなのでちょっと調べたり計算したりした結果、“10月16日発売の漫画アクションから買い始めて「鈴木先生」は読まずに保存しておき、来年頭に発売の「鈴木先生」4巻→保存しておいた漫画アクション(多分5冊くらい)を読む”と間が抜けずに連載中の話に追いつく事ができます。単行本で読んでいる方とこれから読む方、一緒に雑誌連載のテンションを体験しませんか?ちなみに「夕凪の街 桜の国」「大阪ハムレット」「鈴木先生」「神童」はすべて同じ人が担当した連載だったらしく、そんな担当者がいるってだけで現在の「漫画アクション」は相当アツい雑誌なのではないかと!福満しげゆきも連載持ってるし!

2007/09/27

[マンガ][お願い]マンガ雑誌が立ち読みできないコンビニでの不買運動中です

マンガ雑誌をヒモやビニールやゴムのプロテクターで覆って立ち読みできないようにしているコンビニでは何も買わないようにしています。

「マンガ雑誌の立ち読み」は漫画読者にとって未知の作品・作家に出会ったり、聴いた評判を確認するための大切なチャンネルです。コンビニは、本屋では遠い昔に失われたこのチャンネルが維持されている貴重な場所なのです。つまり、立ち読みできなくて俺は困ってる!という事です。

というわけで既に1年以上にわたり、マンガ雑誌の立ち読みができないコンビニでは何も買わないという不買運動を一人で展開中です。(たま〜に我慢できなくてうっかりおにぎりとか買っちゃうけど)

でも一人でやっても不買運動の意味が無いというか、単に離れたコンビニに行かなきゃいけなくなって面倒くさい事になってるだけな気がするので、不買運動に参加してくれる漫画読みを募集します!といっても別に連絡いらないです。みんなで勝手に運動しましょう!この文章も勝手にコピー・改変してもらってかまいません。不買行動に加えて、下の「TODOリスト」の行動を起こすのもいいと思います。

なお、不買行動をされる場合は、「今回だけ特別号のため、付録がバラけないように紐をかけている」のを見て勘違いされないよう注意して下さい。5月の連休前の時期等は合併号で付録が増えるので、一瞬ヒモのかかった本ばかりになる事もあります。

TODOリスト(というか、誰かやってくれると嬉しい!): 不買運動バナーを作る / 「ひいてはマンガ文化の衰退を〜〜」式の理論武装をする / 不買運動ロゴ入りエコバッグを作る(コンビニでの買い物に利用してアピれるしなんかエコバッグが流行ってるらしいよ) / 主要コンビニ各社に陳情 / 主要コンビニ各社に公開質問状 / 署名運動 / 不買運動Webリングを作る / 不買運動コミュを作る / 不買運動スレを立てる / 不買運動まとめサイトを作る / 不買運動専門Tumblrを作る / 不買運動テーマソングを作る / それを初音ミクに歌わせてニコ動にアップする / 巨大な不買運動地上絵を作成し、 Google Earth で確認する / 漫画雑誌が売れなくなって単行本が売れているらしいがそれが事実だとすると「コンビニで雑誌を立ち読み→面白かった作品の単行本を本屋やWebで購入」という流れがありうる事になりそれではコンビニは面白くない。という事であれば「立ち読み中に雑誌掲載のQRコードを携帯で撮影→携帯に表示された単行本情報をレジで見せる→翌日くらいにその店舗に単行本が届く」とかそういうのを実装すればいいと思います みたいな提案を(コンビニに)する / 他